大判例

20世紀の現憲法下の裁判例を掲載しています。

最高裁判所第三小法廷 平成5年(あ)1071号 決定

本籍

大阪府寝屋川市香里本通町一〇二四番地の三

住居

同寝屋川市香里本通町一〇番一号

医師

渡邊健夫

大正一二年二月一一日生

右の者に対する所得税法違反被告事件について、平成五年七月一日大阪高等裁判所が言い渡した判決に対し、被告人から上告の申立てがあったので、当裁判所は、次のとおり決定する。

主文

本件上告を棄却する。

理由

弁護人田原睦夫ほか三名の上告趣意は、違憲をいう点を含め、実質は単なる法令違反、事実誤認の主張であって、刑訴法四〇五条の上告理由に当たらない(なお、記録を精査しても、原判決には所論が指摘するような事実誤認はなく、原判決の認定、判断は正当と認められる。)

よって、同法四一四条、三八六条一項三号により、裁判官全員一致の意見で、主文のとおり決定する。

(裁判長裁判官 可部恒雄 裁判官 園部逸夫 裁判官 大野正男 裁判官 千種秀夫 裁判官 尾崎行信)

平成五年(あ)第一〇七一号

上告趣意書

〈省略〉

自由と民主主義を守るため、ウクライナ軍に支援を!
©大判例